戸籍謄本

2016年04月28日 15:16

 相続税の申告・相続移転登記では、法定相続人確認のため、戸籍謄本は必ず必要で用意しなければなりません。
この戸籍謄本は江戸時代からの人別帳であり、江戸時代の戸籍の称です。

 本来別のものであった宗門帳と人別帳が合体されたものが宗門人別帳であり、
宗旨の記録であると同時に戸籍台帳の役目もつものであった。
日本では、この制度が、現在も「戸籍」として記録され、生きている。

 江戸時代の帳籍としては、「宗門改帳」と「宗門人別帳」があり、宗門改帳は、
幕府がキリスト教の弾圧の宗教政策の一貫として民衆が信じている宗教を幕府は、登録・作成を命じたものとある。

 この戸籍制度が、宗派による檀家制度の始まりであり、
徴兵制度を容易にし、家督相続の思想が生まれたのではないかと、考えています。

明治時代まで、さかのぼって戸籍謄本を取り寄せると、称族が記載されているが、
筆炭で消しているものの、透かしてみれば、一般的には、平民とか記入してあります。

 また、戦前には満州国、樺太、北方領土の五島、英国領香港で、出生と記載・記録されているものを見ることがあります。
また、下町東京大空襲、昭和20年(1945)3月10日により、特に墨田区、台東区、文京区、千代田区等では、
消失により、確認不明という回答を、よく見ることがあります。

 それは税理士である私が、職権で改正原戸籍謄本を、申請すると「告知書」ということで、
「除籍簿および東京法務局に保管中の副本は、昭和20年3月10日に戦災で焼失しました。
このために再製することができないので、除籍の謄本は交付できません。」という文書の回答があります。

 この度の、東日本大震災では、津波により役場が流され、戸籍の保管は、コンピューター化により、
地域の離れたシェルターに分散していたので、大丈夫だったとのことです。

 現在は、昭和23年の戸籍の記載事項が家の単位から、夫婦親子の変更されたものを、
電子化され横書きとなり、平成6年からの電子化により、様式が変わったので、戸籍謄本とは言わず、
「全部事項証明書」、「除籍全部事項証明書」、また戸籍抄本は、「個人事項証明書」といいます。

 バツイチ、バツニとは、この戸籍謄本の名前の記載が×となるからいうのです。
民法上の相続の法定相続人は、「血」の繋がりがない、戸籍上の配偶者、配偶者以外は「血」の繋がりがある、子供たちです。

 日本では、昔から血筋、家系図を大事にするのは、この戸籍があるからなのでしょうか。
競走馬のサラブレッドとは、「THOROUGHBRED・Thoroughbred」といって、直訳すると、徹底的な血統という意味ですから、
我々日本人より、血統証明できない馬はレース登録できません。

 日本では成年被後見人、被保佐人の証明書は、東京法務局に、申請して交付を受けますが、
「登記されていないことの証明書」には、氏名、生年月日、住所、本籍が記載されます。

 私は、自分の名前を「こせき」と、入力すると、「戸籍」という漢字がでることが多いのですか、
「小関」に変換することが多々あります。戸籍上は、「おぜき」でなく「こせき」といいますと、自分を紹介します。

 小関(こせき・戸籍)を汚さないようにしたいものです。

 平成28年4月30日
  小関勝紀
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