利益・自利利他

2014年07月01日 16:48

 利益という漢字には、一般的に「りえき」と「りやく」の二つの読み方があり、読み方によって意味がちがってくる。
「りえき」は、利得、得分、儲けで、「利益を得る」となる。

 儲けるという字を分解すると「人・ニンベン」の「言う」ことを、「信じる」「者」は儲かるとなる。
「りやく」は、仏教の言葉で、法力によって恩恵を与えることで、他人を益するのを利益というとある。

 自らを益するのを功徳(くどく)という。
神仏の力によって授かる利福なので、丁寧語の「ご」をつけ、「御利益・ごりゃく」という。

 この頃は、「現世利益」に頼って、神頼み・他力本願の自助努力をしない人が多くないでしょうか。
組織は、「りえき」を追求するところであり、利益が得なければ、維持・継続ができないばかりか、
イノベーションの能力も不足することとなる。

 「福祉」と「経理」は、利益を生まない・後始末のこととして、疎(おろそ)かにしがちであるが、
組織の歯車である認識に欠けている。

 でも、組織はイノベーションの進展を意欲的に取り組まなければ、明日の繁栄はない。
企業は、過去は借入金・負債の返済、現在は売上と利益の追求、未来は内部留保と再投資と
「現在は過去の結果」・「未来は現在の結果」と考えられています。

 自利利他の、自利とは自分の利益、他利とは他人に利益となるように図ることが利他で、
自分のことよりも他人の幸福を願うことが利他である。

 「自利とは利他をいふ」といったのは、最澄大師で利他を実践すればいつかは自分の利益になる
という考え方ではなく、「利他の実践がそのまま自分の幸せなのだ」と説いている。

 現在のボランテイア、企業の社会的責任を実践することで、打算的に行動をしては駄目ということでしょうか。
自分などは、他力本願、我利我利、自利自利の権現様にならないようにしなければと毎日生きているつもりです。

平成26年6月30日
 小関勝紀
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