春夏冬

2014年03月28日 15:28

 節分に柊鰯(ひいらぎいわし)を魔除けとして飾った季節も終わりました。
先日伺った、クライアントの庭に、柊の木があり、話題にしたら鳥が種を運んできたものが、根着いたとのこと。

 タイトルに、秋が抜けていることに気がつきましたか。
飲食店の名前で、「春夏冬」とこのように洒落るのは、
あきがない・商い・飽きないとの秋がないとの洒落の例えです。

 春、夏、秋、冬に、木をつけると、椿、榎、楸、柊となるが、
楸を「ひさぎ」と読める方は少ないのではないでしょうか。

 昔から「春つばき、夏はえのきで、秋ひさぎ、木枯らし吹いて冬はひいらぎ」と言われています。
私は、楸の木だけは、どのような木なのか、探しているがいまだ見たことがない。

 あの新古今集の「田子の浦うち出(い)でてみれば白妙(しろたえ)の富士の高嶺に雪は降りつつ」で
お馴染みの山部赤人の歌に、「ぬばたまの夜のふけゆけば久木(ひさぎ)生ふる清き川原に千鳥しば鳴く」と
あるから一般的な木なのであるが、探しています。この歌の「久木」は、「楸」のことです。

 先日東京品川の駅から、雪降るなかホテルに向かって歩いていたら、初めて見たのですが、
道端に白い実をつけた木があり、何だろうと思っていたら、ホテルのロビーに生け花として飾っていましたので、
写真を撮って、帰りにも雪のその木の白い実の写真を撮りました。

 さっそく、「冬の白い実」で検索したら、「ナンキンハゼ」であると判明しました。
また、不忍池を散歩していた時に見た、葡萄のように垂れ下がって、多くの黒い実が生っていたので、
見ていたら、椋鳥が群を成してアットという間にこの黒い実を全部食べてしまった。

 この黒い実も、「冬の黒い実」で検索したら、「トウネズミモチ」というものであると判明しました。
「ナンキンハゼ」も「トウネズミモチ」も原産地は中国とのことでしたが、どれだけ日本に伝わったのか。
植物の繁殖は、他の植物を殺しても子孫を残そうとする、野蛮さは動物より、植物の方がすごいものがある。

 いんげん豆の由来は、江戸時代に中国から日本の京都宇治に黄檗宗を開山した「隠元和尚」が
持ち込んだものとされている。

 でも、白い実と黒い実の名前が判明して、白黒ついたが、楸の木は見たことがないので白黒ついてない。

平成26年3月31日
 小関勝紀
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