近代経済とマルクス経済

2013年04月01日 13:57

 「共産党宣言」というマルクスの本が何気にあり、学生時代には、マルクス経済の本を読んだことを
思い出した。カール・マルクスは、今のグローバルな複雑な金融を想像していたのかなと、思いを馳せる。

 「アベノミクス」が大ブレークしている。円安と株高が急速に進み、経済再生を最優先課題としている。
日本ではバブル崩壊、リーマンショツクと経済が生き物として動き、辛酸をなめてきた。
アベノミクスの金融緩和、財政出動、成長戦略(規制改革)の「三本の矢」からなるというものである。
TPP参加の決定と目まぐるしいものがある。

 でも、変化は進歩であり、変化あれば進歩する。
円が固定相場の1$360円から、昭和42年の今日の変動相場に移行して、今は相場1$98円くらいに変動しても、
経済はちゃんと生きている。

 このとき、変動相場への移行は、北海道の領土を取られるくらいの打撃だと言った経済学者もいたが、
それを諌めた学者もいた。最初1$360円と決めたのは、円の円周率が360度だからです。
洒落でなく、本当のことです。それくらい、経済は変動・変化するものなのです。

 戦前の日本は、農業所得者が、半分以上で経済が成り立っていた。
戦後、重工業中心の経済に変遷して、金の卵、ホワイトカラーという言葉が生まれた。
日本の戦後、レッド・パージ(赤狩り)と言って、マルクス主義の思想に席捲されたくらい、
有知識者を監獄に入れ、労働者を不当解雇したのです。労働争議も沢山起こっていたくらい、貧困だった。

 今は、労働者貴族になりすまし、政治に利用している。
マルクス経済による共産主義は、世界を席捲したが、中国、ソ連は一国として残り、韓国、
ドイツは南北に分割された。でも、結局は共産主義といっても独裁者に支配される。

 中国では、拝金思想が、蔓延して、マルクス経済という純粋なものでなくなり、
中国版バブルは、いつか崩壊するような気がしてならない。
我々日本人は、物質経済が支配し、精神文化か疎かになっていないだろうか。
ファンド、信託業務、株売買、金融取引、ユーロー通貨危機とマネーゲームに余念がない。

 マルクスの、「資本論」にある「貨幣の物神性・物神的性格」思い出しました。
世の中すべての「貨幣」(金)次第といわれるように人間は、金さえあれば何でも手に入る社会である。
従って貨幣=金がすべての支配する「神」になり、すべての人は「金」を礼拝するようになるのである。

 資本主義社会ではこの物神性は人間の脳髄を麻痺させ全てのものに波及するのである。
すべての人間は貨幣に支配されていることに、早く気が着かなければならない。
地獄の沙汰も金次第というが、生前に徳を積まない人が天国に行けるわけがない。
今は、お金持ちより、時間持ちが一番リッチな人ですよ。お金と物から開放されるときが来ていますよ。

 「足るを知りたるものは富者」「欲に迷うものは貧者」と孔子は言っているが、
ブロジァワジーになれない、プロレタリアートのプチプロ・小市民な私です。

平成25年3月31日
 小関勝紀
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