雨にも負けず

2012年05月30日 11:50

東日本大震災から、一年余が過ぎ、いま改めて宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に皆様は励まされているのではないでしょうか。
国語で暗唱したので、皆さんもすぐ朗読できるのではないでしょうか。

災害は、震災、津波、放射能、台風、火山、水害ばかりでなく、今回の竜巻には驚きました。
怖いものの代名詞として地震、雷、火事、親父といわれるが、訳のわからないクレイマーが一番怖いです。
負ける勇気をもつために、柔道で受け身、剣道で面、突きから、練習をするといわれるが、
負ける勇気、頑張らない勇気を持つと、気楽に生きられるのではないでしょうか。

「雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ」

宮沢賢治は、幼い頃から、親しんだ仏教、特に後に帰依した国柱会での法華経による献身的精神があるので、
このような詩歌になったのではないでしょうか。

仏教に三悪道として、三毒の煩悩に
 貪欲(どんよく)
 瞋恚(しんに)
 愚痴(ぐち)
があるが、この思想が深く影響しているような気がします。

また、宮沢賢治が、東ニ~、西ニ~、南ニ~、北ニ~と詠んだのは、
釈迦出家の動機の、決定的となったのは、「四門出遊」の故事とされる。
ある時、釈迦が皇太子としての自分のカピラヴァストウ城の東門から出る時老人に会い、
南門より出る時病人に会い、西門を出る時死者に会い、
生ある故に老いも病も死もある(生老病死:四苦)と無常を感じた。
北門から出た時に一人の出家沙門に出会い、世俗の苦や汚れを離れた沙門の清らかな姿を見て、
出家の意志を持つようになった、という。

私も世間の煩悩が払えず生きております。
自分の家を出て生活をしているから、たしかに「出家」はしています。

出家は家出とは、違います。

平成24年5月31日
小関勝紀
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