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どうする家康

2023年01月30日 14:16

2023年NHK大河ドラマは「どうする家康」を放映中ですので、
徳川家康公のタイトルテーマとしました。
徳川幕府は、おおよそ260年続いた、治安のよい平和な長期政権で
ありました。
江戸八百八町による奉行所の充実、獄門さらし首、張り付けの火あ
ぶり、島流し、村八分等の厳しい刑罰だったため、治安が良かった
時代と言われています。
徳川家19代当主徳川家広さんが今年1月1日付けで、徳川記念財団
理事長に就任というニュースがありました。
徳川家康の合戦の旗印は、「厭離穢土・おんりえど」、「欣求浄土・ご
んぐうじょうど」ですが、この仏教用語の言葉には家康公の想いがこ
められている。
厭離穢土・欣求浄土とは、苦悩の多い穢(けがれ)たこの世を厭(いと)
い離れたと願い心から欣(よろこ)んで平和な極楽浄土を冀(こいねが)
ういう意味です。
桶狭間の戦いで敗れて元康(家康)が逃げ込んだ大樹寺で自死を覚悟
した時に、大樹寺の住職である登誉上人に諭された時に出た言葉が
この「厭離穢土・欣求浄土」です。
「どうする家康」のセリフでは極楽浄土の世の中を冀うのでなく、極楽
浄土の世の中を作るのだと言われ家康が奮起するシーンでした。
穢土(えど)から江戸(えど)という地名で、東の京都から東京という地名
です。
江戸は穢(けが)れたという意味の地名なのです。
いつかは京都を目指して、武蔵の国を開拓したのです。
東海道五十三次としたのは、54番目が京都極楽浄土として目指すた
め53次としたとか。
徳川家康公遺訓は
人の一生は、重荷を負うて遠き道をゆくがごとし。急ぐべからず。
不自由を常とおもえば不足なし。こころに望おこらば困窮したる時を
思ひ出すべし。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
勝つことばかり知りて、負くることをしらされば、害その身に至る。
おのれを責て人をせめるな。及ばざるは過ぎたるよりまされり

徳川家康公遺訓には、仏教の「心の三毒」として貪瞋痴(とんじんち)
の貪欲(どんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)があるが、この思想が
よく繁栄された言葉です。
上野は東照宮、辯天堂、寛永寺と徳川家の由来が沢山あります
ので訪れたらいかがでしょうか。
武田信玄は「風林火山」、上杉謙信は「昆」が旗印ですが、小関の
旗印を作るとしたら
「四苦八苦・しくはっく」の四苦の「生老病死・しょうろうびょうし」、
八苦の「愛別離苦・あいべつりく」、「怨憎会苦・おんぞうえく」、
「求不得苦・ぐふとっく」、「五蘊盛苦・ごうんじょうく」のうち、毎日順
番に変えて旗印にしたいものです。

これから「どうなる勝紀!」

令和5年1月31日
小関勝紀

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