2022年02月28日 10:21
2022年2月22日ステーキ店を開店する顧問先があり、開店祝いに招待されました。
オーナー店主の挨拶の言葉が「一隅を照らす」(注1)という内容のものでした。
その後店主が私の席に来てまだ、店内の壁に飾る絵が決まらないとの事でした。
私のプレゼントとして頭に浮かんだのは、大きな壁画ともいかず、私が版木
として購入して所有している版画でした。
この版木は版画家・大野隆司さんの「天網恢恢疎(てんもうかいかいそ)にして
漏らさず」(注2)、「継続は力なり」、「なるようになる。なるようにしかならない」
という文字と絵のものです。
この版画が好きだったので以前から版木を購入していました。
早速翌日、作画の大野隆司さんに連絡して版木を託送して刷ってもらうことにしました。
ついでに、挨拶の言葉にあった、天台宗の最澄さんの言葉の「一隅を照らす」、
「油断大敵」という文字を入れた版画の作成を依頼しました。
油断大敵とは、比叡山延暦寺の根本中堂で菜種油を切らさず火を灯しているので
「不滅の法灯」と言われている言葉です。
以前にも、顧問先の研究所の建設祝いで、研究所の所長の挨拶の言葉の中に
「卒啄同時(そつたくどうじ)」(注3)という事をいわれたので、私は大野隆司さんの、
その言葉が彫られた親鳥が孵化直前に卵の殻を割り雛が出る瞬間の絵の版画を
持っていたので、研究所の壁に飾ってくださいと差し上げました。
私の顧問先にNHKの「アスリートの魂」という番組で取り上げら放映された、
四階級制覇した女性プロボクサーの藤岡奈穂子さんが、4月9日アメリカの
ロスアンゼルスで防衛戦があるので、スポンサーとしての私への依頼で事務所に来た時、
大野隆司の事務所の壁の飾ってある版画を見て大野隆司さんとは、藤岡奈穂子さんと
偶然にも、宮城県大崎市の観光大使を仰せつかっているというのです。
このNHKのアスリートの魂の番組の翌週が、関取の嘉風でしたが、つい先日の2月5日に
招待があり国技館での断髪式に出席しました。
嘉風は中村親方として元稀勢の里が荒磯親方として二所ノ関部屋を引継ぎますが、
中村親方はこの部屋付きの親方となります。
今の朝ドラでおなじみのルイ・アームストロングのオン・サニーサイド・オブ・ザ・スリート
(On the Sunny Side of the Street)の歌詞にあるように、お天道様の当たる明るい道を進み、
日陰を歩む事のないように努力しましょう。
私が照らすのは、薄くなった頭のテッペンばかりで何の役にもたちません。
令和4年2月28日
小関勝紀
(注1)「一隅を照らす」
平安時代に天台宗を開いた最澄の「一隅を照らす者、これ国の宝なり」という言葉です。
一人ひとりが自分のいる場所で、自らが光となり周りを照らしていくことこそ、私たちの
本来の役目であり、それが積み重なることで世の中が作られる。
(注2)「天網恢恢疎にして漏らさず」
善は必ず栄え、悪は必ず滅びる。天の網の目は一見粗いようだが、決して悪を見過ごす
ことはない。悪行には必ず天罰が下るということ。
(注3)「卒啄同時」
鳥の雛が孵化して卵から出ようと鳴く声と母鳥が殻を突くのが同時であるという意味から、
禅宗で師匠と弟子の呼吸が一致するときに悟り得られるという意味です。
オーナー店主の挨拶の言葉が「一隅を照らす」(注1)という内容のものでした。
その後店主が私の席に来てまだ、店内の壁に飾る絵が決まらないとの事でした。
私のプレゼントとして頭に浮かんだのは、大きな壁画ともいかず、私が版木
として購入して所有している版画でした。
この版木は版画家・大野隆司さんの「天網恢恢疎(てんもうかいかいそ)にして
漏らさず」(注2)、「継続は力なり」、「なるようになる。なるようにしかならない」
という文字と絵のものです。
この版画が好きだったので以前から版木を購入していました。
早速翌日、作画の大野隆司さんに連絡して版木を託送して刷ってもらうことにしました。
ついでに、挨拶の言葉にあった、天台宗の最澄さんの言葉の「一隅を照らす」、
「油断大敵」という文字を入れた版画の作成を依頼しました。
油断大敵とは、比叡山延暦寺の根本中堂で菜種油を切らさず火を灯しているので
「不滅の法灯」と言われている言葉です。
以前にも、顧問先の研究所の建設祝いで、研究所の所長の挨拶の言葉の中に
「卒啄同時(そつたくどうじ)」(注3)という事をいわれたので、私は大野隆司さんの、
その言葉が彫られた親鳥が孵化直前に卵の殻を割り雛が出る瞬間の絵の版画を
持っていたので、研究所の壁に飾ってくださいと差し上げました。
私の顧問先にNHKの「アスリートの魂」という番組で取り上げら放映された、
四階級制覇した女性プロボクサーの藤岡奈穂子さんが、4月9日アメリカの
ロスアンゼルスで防衛戦があるので、スポンサーとしての私への依頼で事務所に来た時、
大野隆司の事務所の壁の飾ってある版画を見て大野隆司さんとは、藤岡奈穂子さんと
偶然にも、宮城県大崎市の観光大使を仰せつかっているというのです。
このNHKのアスリートの魂の番組の翌週が、関取の嘉風でしたが、つい先日の2月5日に
招待があり国技館での断髪式に出席しました。
嘉風は中村親方として元稀勢の里が荒磯親方として二所ノ関部屋を引継ぎますが、
中村親方はこの部屋付きの親方となります。
今の朝ドラでおなじみのルイ・アームストロングのオン・サニーサイド・オブ・ザ・スリート
(On the Sunny Side of the Street)の歌詞にあるように、お天道様の当たる明るい道を進み、
日陰を歩む事のないように努力しましょう。
私が照らすのは、薄くなった頭のテッペンばかりで何の役にもたちません。
令和4年2月28日
小関勝紀
(注1)「一隅を照らす」
平安時代に天台宗を開いた最澄の「一隅を照らす者、これ国の宝なり」という言葉です。
一人ひとりが自分のいる場所で、自らが光となり周りを照らしていくことこそ、私たちの
本来の役目であり、それが積み重なることで世の中が作られる。
(注2)「天網恢恢疎にして漏らさず」
善は必ず栄え、悪は必ず滅びる。天の網の目は一見粗いようだが、決して悪を見過ごす
ことはない。悪行には必ず天罰が下るということ。
(注3)「卒啄同時」
鳥の雛が孵化して卵から出ようと鳴く声と母鳥が殻を突くのが同時であるという意味から、
禅宗で師匠と弟子の呼吸が一致するときに悟り得られるという意味です。
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