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今年の干支は壬寅(みずのえのとら)年

2022年01月31日 13:12

令和4年の壬の寅の今年は、1972年(昭和47)から、沖縄返還50周年、
日中国交正常化50周年という半世紀経過の年でもあります。

干支は十干(じっかん)と十二支(じゆうにし)を略した漢字である。
十干とは、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・
己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)とあり
太陽を象徴とした生命の循環を表す十種類。

十二支は、子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・
未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戊(いぬ)・亥(い)と月を象徴した生命の循
環を表す十二種類。

古代中国では、万物はすべて「陰」と「陽」の2つの要素に分けられると
する「陰陽説」とすべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つの要素から
なる「五行説」(注1)という思想を「陰陽五行説」を「十干」にあてはめる
ようなった。

十二支は、もともと12ケ月の順を表す呼び名に、12種の動物をあては
めたとする。「干支」は「十干」と「十二支」が組み合わさり60通りとなり
60年で一巡することから、人間では還暦まで毎年干支が異なることを
意味します。
二つの組み合わせの一番目は「甲子・きのえね・こうし」から始まって、
六十番目の「癸亥・みずのとい・きがい」で終わるので還暦と呼ばれる
所以です。

因みに、私の生まれた西暦1948年昭和23年は、戊子(つちのえね)とな
り、還暦を迎えた西暦2008年平成20年は、60年目なので戊子となります。
2月7日で74歳となります。
十干は、日の順に10日ごとの「一旬」と呼び上旬、中旬、下旬と3つの旬
で一か月として使われていた。
今年の干支は壬寅(みずのえとら)となる。毎年占い師が、色々と予測を
しますが、兎に角コロナの終結、世界の平和・安念を祈るだけです。
「壬」は「妊」の「はらむ」「生まれる」という意味と、「寅」は「演」が由来か
ら「人の前に立つ」、「演」と「延」から延ばすという意味の組み合わせか
ら、生まれたものが成長すること、新しく立ち上がる事と縁起の良さを
表しているとの事です。

なぜ十二支に猫はないのかという猫好きの人もいるが、虎はネコ科であ
るから代行しているので、虎も猫も同じではないか。猫を認めたら鹿、熊
も名乗り出ます。

魚に虎は、鯱(シャチ)ですが、鯱は獰猛な動物です。
虎の諺も色々ありますが、「虎穴に入らざれば虎子を得ず」、「虎の威を
借りる狐」、「虎視眈々」といい意味も、悪い意味もあります。
甲子園球場は「甲子」、戊辰戦争は「戊辰」、辛亥革命は「辛亥」の干支か
ら名付けたものです。

(注1)陰陽五行説
中国の戦国時代の斉の鄒衍(すいえん)という陰陽家は、天地のあらゆる
物すべての現象は五行からなるという、陰陽五行説
木  火  土  金  水
東  西  中  南  北
春  夏  土用 秋  冬
青  赤  黄  白  黒
肝臓 心臓 脾臓 肺臓 腎臓
個人的に昨今、五輪塔の墓の建立をしましたが、塔婆はこの五輪塔を表
しますが納骨のため作成を依頼をしましたが、これは人の体を表していて、
空(体型)、風(呼吸)、火(体温)、水(血液)、地(骨格)という五を表現するもの
とされている。
陰は月、陽は太陽です。
五という文字から、五濁悪世(ごじょくあくせ)、五陰盛苦(ごおんじょうく)、五
体投地(ごたいとうち)も思い出した言葉です。

令和4年1月31日
                                     小関勝紀

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