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日本は後進国

2021年06月29日 16:07

今、全世界で新型コロナウイルス菌による感染が猛威を振るっている。

私は、二回目のワクチン注射は終わりましたが、世の中なかなか沈静化
しないので、安心をしてワクワクチンチンという気持ちになっておりません。

東京オリンピック・パラリンピックの開催も来月に控え、反対勢力もありま
すが、本来スポーツ祭典を通して世界平和という原理原則を忘れている
感はあります。
世界に日本の先進国としての存在、未来のこども達に日本の優位性を
体験するためにも、「国民の皆様、コロナウイルス感染をしないように頑
張り、世界の皆様を御向かえしましょう」と言えばよいが、言えば批判される。

昭和39年東京オリンピックは、高校生二年生でしたが、これを境に日本の
国際化により、日本経済が活性化したことを、振り返ると感じています。
日本の戦後の国際化は、東京オリンピックを境に、大阪万博、海外旅行、
ドルの固定相場制から変動相場制への移行、沖縄返還等と変遷しており
ます。

なぜ、優れた科学の発展国・先進国の日本でワクチンが開発できないの
かと考えた事がありますか。
後進国になった要因が、日本の一人当たりのGDP(国民総生産)、労働生
産性の低下もありますが、戦後世界に追い越せ・追いつけと頑張った国民
の熱意の低下、政治の貧困化、マスコミの身勝手な批判による国民の同
調にあるように思えます。
日本は、「ワクチン後進国」、「デジタル後進国」、「環境後進国」、「ジエン
ダー後進国」、「人権後進国」、「財政後進国」等色々と後進国であること
を露呈した。
このような後進国では、将来・未来の子供たちには、文明、文化、自然を残
すことが不可能となる。
今回のワクチン接種の遅延の原因は、例えば「はしかの予防注射」、「子宮
頸がんワクチン」が社会問題となったとき、医学的根拠もないのに、「副作
用のあるワクチン」とマスコミは批判、また弁護士によるC型肝炎等の損害
賠償請求の広告をテレビで流すとう事等、厚生省は尻込みして国内治験に
こだわり、臨床試験の遅延と時間を費やすぎているうち、事態は悪化・遅延
したと思っています。
ワクチン接種の手順もマイナンバーを上手く利用すれば、予約システムもス
ムーズにいくものを、マイナンバーへの個人情報の漏洩とか、警戒感をマス
コミは煽る。
失敗のない成功はないし、研究には時間と労力、費用が掛かります。
国家予算で、先の仕分けによりワクチン研究の研究費、スーパーコンピューター、
八ッ場ダム、IPS等の研究費・建設費の削減・カットにもよります。
私が、監事を仰せつかっている公益法人では、「ILC※1」の建設には、30年
以上も誘致運動しているが、予算がおりません。

フランス国の「太陽エネルギー」の核融合実験炉のプロジェクトに指摘する規
模です。
この「ILC」は、岩手県北上山地に建設構想があり、世界中から研究者が集ま
り、実験設備建設と経済効果もあるプロジェクトです。
日本人の物理・科学※2でのノーベル賞の授賞者は、「スーパーカミオカンデ」
のニュートリノ観測装置の小柴昌俊さんと、多数おりますが、現在は研究費
の予算が、削除され風前の灯火という感があります。
マスコミ・一部政治家は、ゼロリスクの事ばかり囃し立て、失敗を責めること
ばかりで反対勢力となっている。費用対効果、エビデンスを盾に反対する。
失敗のない成功はないのです。「失敗は成功の基」というではないですか。
マスコミ・一部政治家は人の上げ足取りばかりで、キャンセル・カルチャーで
何でも反対して、その人格も業績も完全否定してヒステリックに葬むりスタンド
プレーで目立ちたがろうとする。
少数の狡猾(こうかつ)で悪賢い者ばかりが、声高に騒ぐので目立ち、感化さ
れた民意ない国民が同調する現象がある。
日本は以前には経済は一流・政治は三流と言われていたが、今は経済も三
流・政治も三流、学問・研究も三流となったと言われている。
経済三流は、研究に携わる者の、減少により、日本の大学院は日本人より
中国人、韓国人、インド人が多くなり、日本人による研究が出来ず人材不足、
国家予算の研究費投入不足により後進国になっています。
政治三流は、政治の不効率化、政策決定過程の不明確化、責任所在の曖
昧化、官邸・内閣府の不明確を「専門家会議」で欠如等を検討・討論で補っ
ているうち、時間だけは経ち嬉々として進まないことにあるのではないか。
そんな中、理化学研究所のスーパーコンピューターの「富岳」は三期連続世
界一を記録しました。
これからの日本には、ミレニアル世代から、Z世代には大いに活躍を期待し
て、団塊の世代は「老兵は死なずただ立ち去るのみ」となるくらいの世の中
になる事を願っている。

※1 ILC  国際リニアコライダー計画 先端加速器科学技術推進協議会
International Liner Collider (ILC)
超高エネルギー加速器研究機構を中心として、超高エネルギーの電子・陽電
子の衝突実験をおこなうため、現在国際協力らよって設計開発が推進されて
いる将来加速器計画。
建設予定地候補地として、立地条件として人工振動が少なく、活断層のない
硬い花崗岩のある安定した岩盤を有する岩手県北上山地がなっている。
全長30km越える長大な直線状の地下トンネルの中に設置される巨大加速器。
「日本学術会議」の推薦が得られず、頓挫している。
ビッグバン(Big Bang)の実験を再現するものらしい。

※2 物理・科学分野ノーベル賞受賞者一覧
1949年 湯川秀樹
1965年 朝永振一郎
1973年 江崎玲於奈
1981年 福井謙一
2000年 白川秀樹
2002年 小柴昌俊
2008年 小林誠、益川敏英、南部陽一郎
2014年 赤崎勇、中村修二、天野浩
2015年 梶田隆章

令和3年6月30日
                                          小関勝紀
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