上野・東照宮の寒ぼたん・不忍池の蓮と湯島の白梅

2011年02月01日 10:20

万葉集の大伴家持の歌に、
「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事」
とありますが、初春から善い事が雪の降るように、積み重なるとよいですね。
でも、今年の日本海側は降雪が多く大変ですが。

正月恒例の箱根駅伝は、駅伝が英語でekidenというくらい、有名になりましたが、
上野不忍池から、京都・三条大橋ゴールとして、
大正6年4月27日三日間にわたり開催されたことが、発祥であると記念碑があります。
これはおそらく、徳川幕府が東海道五十三次で、
徳川家康の旗印にある、「欣求浄土厭離穢土・ごんぐうじょうどおんりえど」として、
穢土を江戸として、浄土を京都とした五十四番目が浄土としたことにならって開催したものと思われます。

上野不忍池は、池の回りを馬場として、競馬の発祥でもあります。
不忍池の蓮は有名ですが、泥凡夫の私からも一言
「泥水に咲いて汚れず蓮の花」
「空を見て八弁の花蓮根かな」。
小寒・大寒に入り不忍池にも、氷が張って、
上野・東照宮では寒ぼたんの鑑賞を開催しております。

湯島天神は、受験シーズンもあり、
現世利益を求めて、絵馬が沢山木々に結びつけられている。
と同時に湯島天神の梅の花も、蕾を膨らませて、開花を待っている。
お蔦主税の「湯島の白梅」の歌で湯島の白梅は有名になりました。
梅は咲いたか、櫻はまだかいな。という、時期でもあります。

また、私事ですが、花粉症に悩ませる時期でもあります。

「東風(こち)ふかば、にほいおこせよ梅の花、主(あるじ)なしとて、春は忘れそ」菅原道真
太田道灌のお話の落語に出てくる、
「七重八重花は咲けども山吹の実の(蓑)一つだになきぞ悲しき」醍醐天皇の皇子・仲務卿兼明親王の後拾遺集より。
花弁が七重、八重は梅の実、さくらんぼといった実をつけるが、
山吹は実をつけないという、実と蓑(みの)をたとえた歌です。
世阿弥の花伝書に「秘すれば花 秘せねば花なるべからず」
と花には華がありますね。

試験の合否は、「櫻咲く」「櫻散る」というが、
「実がなる」「実がない」とか、
「紅梅」「白梅」としたらどうですかね。

平成23年1月31日
小関勝紀
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