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柳の木の倒木で思い出した事

2019年12月03日 10:18

今年も異常気象の影響で、大型台風の大雨の洪水で甚大な災害に
悩ませられました。
河川の決壊、氾濫と洪水・山崩れの被害には、心を痛めています。

いつも朝に不忍池の周りをウォーキングしておりますが池の周りに
は柳の木が沢山ありますが、今回の台風の風で折れたり、割れたり
している柳の木が多い事にびっくりしました。

川の土手に、柳の木が多いのは、江戸時代から柳の木の植樹を
推奨したと聴いた事を思い出しました。
柳の木の根は、横に張って根付くので川の土手が丈夫になり、
川の決壊をふせいでくれる作用があるのこと。

山に、広葉樹を植樹して緑にすると鉄砲水もなく、洪水も防げる
のですが、杉の木ばかり植樹するので、根が深く根付かないので、
山に雨水が保水できないうえに山崩れが多くなっているのでは
ないでしょうか。

台風の水害で「祝賀御列の儀」の11月10日の延期となり、
即位礼正殿の儀の当日は、大雨でなんともやりきれませんが、
天皇陛下のライフワークが「水」であることに、延期と当日の大雨
には運命さえ感じます。
11月9日皇居前での「天皇即位を祝う国民祭典」では、奉祝曲
「RAY 0f Water」での歌詞の一部に、
「~岩かげにしたたり落ちた、ひとしずくの水が平野流れ、
やがて研ぎ澄まされ、君をうるおし、鳥たちをはぐくみ花たちとたわむれ、
あの大河だってはじめはひとしずく、僕らの幸せも大河にすればいい~」
と熱唱していましたが、ひとしずくが大河となり大洪水になるなんて、
やりきれない。

関東平野は、世界に類がない田んぼ、沼、湖水があり保水できる容量
があるとの事です。
北海道で魚のシシャモはアイヌ語ですが、漢字では「柳葉魚」と書きま
すが、川に産卵のため遡上する姿が柳の葉に似ているからとのことです。
シシャモは、鮭と同じで産卵で、川に遡上することをご存じでしたか。
北海道の七夕飾りは、内地にある孟宗竹がないため、柳の木に飾り、
終わったら川に流すため、川から海に流れ砂浜に柳の木が打ち寄せ
られます。

平安時代に楊枝は、柳の枝を細長く削り、小さいものを小楊枝、爪楊枝
と呼んで、特に爪楊枝(つまようじ)といった。
今では、クロモジの木で爪楊枝にしたものを「黒文字」と言っています。
以前、ブログで「水五則」を書いたことがありましたが、たまたま栃木の
顧問先に行ったとき日本手ぬぐいをいただいたら、「水五則」が印刷さ
れていたので、すごく偶然でした。

柳腰の女性のように歩くのではなく、ウォーキングでは腰を、しっかり
伸ばして前を見て歩きましょう。
柳腰外交も時には必要ですが、柳腰外交では進歩・変革はありません。

令和元年11月30日
                                       小関勝紀
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