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目に見えない敵

2020年04月30日 09:57

私は子供時代に山で遊ぶと漆(うるし)に被(かぶ)れたものでした。

今は花粉症でも毎年悩ませられています。
22歳の頃の半世紀前から、繁忙期に会計事務所に勤めているとき、
鼻水・くしゃみが大変で風邪をひいたと思っているから、水浴びした
りして体を鍛えても、毎年繁忙期に風邪気味になるので不思議と
思っていたところ、ラジオでアレルギー性鼻炎という病名を聞いて
わかりました。  
これが、現在は花粉症といわれています。

漆も花粉症も目には見えませんが、コロナウイルス菌、放射能汚染
も目には見えません。
見えていいのは、コロナウイルス感染の終息の「見える化」です。
サン・テグシュベリの「星の王子さま」の文章に、「大切な物は目に見
えない」とあるが、命、魂、空気、気、意識、心、思い、愛などは目に
見えませんが確かに存在します。

伝染病では、マラリア、腸チフス、結核、コレラ、ジフテリア、ペスト、
赤痢、チフス、エボラ出血熱、インフルエンザ等ありますが、今は新型
コロナウイルスですが、早く終息してほしいものです。
エイズを横文字のAIDS、今の新型コロナウイルスをCOVID-19すると
何となくさらに怖いイメージになる。

カミュの「ペスト」のペスト、尾崎紅葉の「青葡萄」の小説にはコレラの
感染がテーマですが、日本では明治時代には、コレラで3~4万人死亡
したと言われております。

コレラは、昔はコロリといわれましたが、ころりと死ぬとの意味での異名です。
スペイン風邪(1918-1920)では、世界中で5億人が感染したとして人類史上
最悪の感染症といわれている。
スペイン風邪で日本では、1918年大正7年453,000人死亡したとされている。
核より怖い感染症と言われるくらい、テロリストが密かに感染症のウイルス
を開発しているという。
この頃の私は人の顔は浮かばないし、人の名前も浮かばないという目に
見えない脳の敵と戦っている事が多々あります。
玉葱も、どうして皮を剥くと目が痛くなるのかわかりませんが、目には見え
ない事に気づきました。

緊急事態宣言が、4月8日から5月6日まで発せられましたが、GWはレジャ-
のはずですが、GWは我慢ウィークです。
春の来ない冬はない。朝のこない夜はない。「3蜜」の密接・密集・密閉を
守り我慢、我慢、忍耐、忍耐の時です。


目に見えない歌  古今和歌集 藤原敏行
秋来ぬと目にはさやかに見えねども、風の音にぞ驚かれぬる  

コロナウイルスで、皆さん大変ですが、金子みすずの歌で心を和ませ
てください。

「星とたんぽぽ」 金子みすず
青いお空のそこふかく、海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、みえぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、かわらのすきに、だァまって、
春がくるまでかくれてる、つよいその根はめにみえぬ。
みえぬけれどもあるんだよ、みえぬものでもあるんだよ。

我慢・忍耐して体を鍛えて、明日を待ちましょう、と思い出した歌詞です。
「若者よ」の歌詞

若者よ体を鍛えておけ、美しい心がたくましい、体にからくも、支えられる、
日がいつかはくる、その日のために体を鍛えておけ、若者よ

令和2年4月30日
小関勝紀
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