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木の温もり・温かさ

2019年06月28日 11:52

東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場の設計に携わる
こととなっている、建築家の隈研吾(くまけんご)さんですが、「木に託す」
として木材を用いた造形美の設計で有名です。

以前、隈研吾の講演を聞いたことがありますが、建築には「木」、
「竹」を題材とするとの話を聞いてさすがに、日本人と思いました。

私の事務所開設三十周年記念の粗品に、馬蹄の木彫品を注文・作製
して皆様にはお配りをいたしました。
又日光市の建物は、ログハウスと、どうも私は木が好きなようです。

仏像は、木製であることからも朽ちなく長持ちするように建物も朽ちなく
長持ちするものと考え家は木材に限ると建設しました。

先日、北国育ちの人と、子供の頃は家の手伝いで薪割(まきわり)りをした
ということが話題になり思い出しました。 
まさかりを持ち上げ薪を割るのですが、子供には、結構な力仕事で手に
まめができ、腰が痛くなったものでした。
でも、筋肉が付くうえに、そのうえ木の目を見て割るのだから集中力も
付きます。たから今も馬力があるのかもしれません。

薪木の火力は、部屋の中は明るくなり、暖房としてもやさしい温もりを感じます。

昔の北海道での生活はご飯、餅、ヤカン、お湯、焼き物も全て薪ストーブが
中心の生活です。
何よりも家族が薪ストーブの周りを囲んで会話が出来ることが家族団欒で
いいものです。
先日も盛岡で薪ストーブの暖房があり、パチパチと燃える音も楽しみました。

北海道の雪解けの春に、木に斜めに傷をつけストローを刺して、下には
バケツを置いておくと朝には、樹液がいっぱい溜って、飲むと甘く、樹液で
豆を煮ると美味しかったとおもいだします。
カナダに行ったとき、それがメープルシロッフ゜と分かりました。

諏訪神社の御柱祭の「木落とし」、伊勢神宮「心御柱・しんのみはしら」
「立柱祭・りっちゅうさい」と「木」にまつわる行事は多いのは、「木」という
漢字は十と八で弥陀の十八願であるから、このようなお祭り、行事があると
考えている。

「日立の樹」のコマーシャルソングのように、この木なんの木、
気になる気になる木ですから。
あの木は、ハワイ・オアフ島の「モンキーポッド」という木だそうです。

三井生命も大樹生命と平成31年4月から、社名変更しましたが、
これからの大樹生命の会社の経営が気になります。
人生は寄らば大樹の陰が楽ですが。

木の塔婆も手書きでなく、コンピューター文字で印刷される時代です。
樹木葬は、出来れば避けたいものです。

「木を見て森を見ず」でも、「森に入って木を見ず」でもなく、
全体を見渡せる知識が必要です。

令和元年6月30日

                    小関勝紀
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