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海流・潮流

2017年09月29日 14:42

今年は、黒潮が12年振りに、紀伊半島で大蛇行して例年通りの漁ができないという、
ニュースを耳にした。衆議院解散により、10月22は選挙となりましたが、どのような
潮流になるのやら。

黒潮は、赤道から時速7・2kmの小走りくらいの速さで、日本に向かって海の幸の
魚介を運んでくる。鰹(カツオ)、椰子の実も運んでくる。

北朝鮮の発射のミサイルが、襟裳岬上空を通過したと、ニュースがながれましたが、
その襟裳岬の鮭の網元、鮭の加工業者の顧問先に、決算もあり、毎年九月に行く
ことになっているので、今年も訪問しました。

その今年9月9日太陽フレアの巨大磁気嵐により、現地では停電があったり、GPSの
機能が働たらかなかったりとの現象があったとのこと。

私は、小学三年生くらいの時、日高山脈が夜、朱色に染まり山火事と大騒ぎしたのを、
思い出しましたが、これは太陽フレアによる、磁気嵐による、オーロラだったのだと
今になって気がつきました。

そして、ニュースで江戸時代の1770年9月17日の京都の文献に、赤気(じゃくき)といって
オーロラがあったことが、記録されていると聞きました。

鮭は、自分の生まれた川に四年後に、産卵のため帰ってくるのですが、例年の5%しか
水揚げがありません。本来は鮭の稚魚は、大海原に大航海をして、四年後の生還率は
3%とのことです。

鮭(シャケ)は昨年・今年もえりも町、北海道日高沿岸の定置網漁の鮭が例年の5%の、
水揚げ・漁獲量しかなく、網元、鮭の加工業者は困惑していました。
でも、鮭の定置網には鰤(ブリ)の漁獲は多いとの事。秋刀魚(サンマ)は、公海の沖で
他国が漁をするのも原因ですが、秋刀魚・鮭は地球温暖化で海水温の上昇、台風、
雨水の降水量、日本近海の海流の変化、資源量の減少もあるように思われます。
鰯(いわし)・鮭の資源量の減少は、鯨の増加により、稚魚のうちに大量に食べられて
いるのではないかと、云う人もいます。

3・11日東日本大震災の地震・津波の影響で黒潮・親潮の海流の変化があると
思われます。

海流の運動エネルギーによる波力発電・潮流発電が出来るくらい、引力により
引潮・満潮が毎日あるくらい、海流は宇宙と一体となり動いています。

地球誕生以来、この世の森羅万象に宿り、あらゆる自然現象により人間・地球は、
宇宙と一体となって潮流のような悠々と流れていると、この頃は痛感します。
海がなければ人類も誕生していなかったのだから、海には感謝しましょう。

飛躍しますが、夏目漱石の「草枕」の冒頭に、「智に働けば角が立つ」「情に棹させば
流される」「意地を通せば窮屈だ」「とかく人の世は難しい」というが、人生は時代の
潮流に逆らわず自然の流れに身を任せれば何のこと。

流石(さすが)古希を迎える人のいうことに深みがある。

平成29年9月30日

小関勝紀
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