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下と上・くだらない

2012年08月31日 13:24

先日、税務署の調査担当者から「上申書」の提出の依頼があった。
私は以前から、「申述書」は提出するけれども、「上申書」は提出しませんと拒否しています。
「上申書」の「上」はお上として公官省を、仰ぎ奉るという意味もあるからです。
また、この頃「上方」では大阪維新の会が、上方を有名にしている。やはり、「上」です。

下馬評でも、選挙で政権交代しそうな勢いです。
今回は、上手になるか、下手になるか「上」「下」を考えてみた。
昨今は不祥事で土下座をする行為をする人たちをよく見かける。下克上の世の中でもある。


「天上天下、唯我独尊」と言ったのは、お釈迦さまです。
上野も「こうず」という地名もあるが、吉良上野介もある。
下野も「しもつけ」「げや」とも読むが、「げや」とは政権交代して、与党から野党となることをいう。
アルコールの飲む人を上戸、飲めないひと下戸という。
27年前の8月12日JALの事故で520人死者を出したのも、群馬県上野村と「上野」という地名は忘れない。

日常の会話に「くだらない」という、ことばを使うことが多いですが、このことばのいわれは三つほどある。

1.上方から関東に送られる物を「下りもの」と言って、その中でも清酒は灘や伏見が本場であるため、「下り酒」と呼ばれていた。反対に関東の酒は味が落ちるため「下らぬ酒」と言われ、まずい酒の代名詞となり、現在の意味となったとする説。

2.日本に農耕を伝えたのは、現在の朝鮮にあたる百済の人々で、百済の人々を頭の良い人としていたため、頭が悪く話しの通じない人を「百済でない人」と呼び、略され「くだらない」となったとする説。

3.仏教に「ダラ」という九つの教えが有り、その教えが一つもない行為を「クダラが無い行動」と言ったことから、「くだらない」に転じたとする説。

「くだらない」ことに、こだわりました。
我が上野にはいろいろの施設があるが、上野動物園、西洋美術館、都立美術館、東京博物館、東京美術館、東京文化会館、老舗の店も多いので、上野にオイデヨ。

上行下効(じょうこうかこう)、上和下睦(じょうわかぼく)と、これからは世間を渡りたいものです。
上品に下品にならないように。

平成24年8月31日
小関勝紀
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