2011年06月01日 10:00
クライアントの中で、倒産した会社の経営者が、たまたま老舗といわれる
50年も続いている、会社の二代目、三代目社長だったこともあり、
その要因が何だったかを改めて考えました。
初代は、「食わんがため」、二代目は「守らんがため」、
三代目は「潰さんがため」に事業承継しているのではないか。
そして、老舗の有利、不利を研修会、朝飯会で発表した内容です。
有利
1.先代の築いた信用基盤の上で安定経営ができる。
2.若さの持つ行動力を武器に、失敗を恐れずにやれる。
3.計数感覚に秀で、パソコンなども使いこなせる。ITにも秀でている。
4.企業に対する社会認識が高い。(初代ほど私物化しない)
5.新しい時代感覚のもとに、近代化、各種改革に大胆に取り組める。
6.承継後の実地教育にも、ゆとりを持って臨める。
不利
1.近代経営を信奉する余り、理屈が先行することがある。
2.先代の幹部との間に感情的な確執の生じる場合がある。
3.自分になびく部下を重用し、公平なコミュニケーションに欠ける場合がある。
4.先代社長への対抗心が先行し、功名を急ぎ過ぎる。
5.逆に先代に頼り過ぎたり、社員の意見に振り回され、優柔不断型もある。
6.若さ故につい横柄になり、他人の配慮に欠ける。
会社のゴーイングコンサーンは、企業理念がしっかりとして、曲げないことです。
養子、二代目、三代目はよくて当たり前、悪かったら批判されますから、
そのプレッシャーはいかばかりかお察しします。
しかし、昨今は後継者不在のためオーナーが、事業承継の手段として、
M&Aを選択するケースも増えています。
M&Aといっても、合併、買収、分社、分割とあります。
会社が譲渡する際の主な理由は、後継者不在、業績不振、
非中核事業からの撤退等ありますが、M&Aをビジネスとして
積極的に斡旋する業者がいることも事実です。
後継者不在のオーナーに有利なM&Aは
1. 雇用・顧客の存続
2. 会社資産価値の維持・向上
3. 創業者利潤を得られる
4. 連帯保証が解消される
5. 企業の存続・発展
会社経営者にも、欲があるので、まだまだと引退を躊躇したり、
また借財の返済が完了してからと、引き際の難しいのも事実とあります。
後継者で難しいのは、既得権益のある、寺院、相撲部屋、医師、士業等の
資格がなければ、継承出来ない、家業の跡継ぎです。
むしろ、娘に養子を迎えたほうが、得策となることもあります。
「足るを知る者は富者」「欲に迷う者は貧者」何事もほどほどに。
平成23年5月31日
小関勝紀
50年も続いている、会社の二代目、三代目社長だったこともあり、
その要因が何だったかを改めて考えました。
初代は、「食わんがため」、二代目は「守らんがため」、
三代目は「潰さんがため」に事業承継しているのではないか。
そして、老舗の有利、不利を研修会、朝飯会で発表した内容です。
有利
1.先代の築いた信用基盤の上で安定経営ができる。
2.若さの持つ行動力を武器に、失敗を恐れずにやれる。
3.計数感覚に秀で、パソコンなども使いこなせる。ITにも秀でている。
4.企業に対する社会認識が高い。(初代ほど私物化しない)
5.新しい時代感覚のもとに、近代化、各種改革に大胆に取り組める。
6.承継後の実地教育にも、ゆとりを持って臨める。
不利
1.近代経営を信奉する余り、理屈が先行することがある。
2.先代の幹部との間に感情的な確執の生じる場合がある。
3.自分になびく部下を重用し、公平なコミュニケーションに欠ける場合がある。
4.先代社長への対抗心が先行し、功名を急ぎ過ぎる。
5.逆に先代に頼り過ぎたり、社員の意見に振り回され、優柔不断型もある。
6.若さ故につい横柄になり、他人の配慮に欠ける。
会社のゴーイングコンサーンは、企業理念がしっかりとして、曲げないことです。
養子、二代目、三代目はよくて当たり前、悪かったら批判されますから、
そのプレッシャーはいかばかりかお察しします。
しかし、昨今は後継者不在のためオーナーが、事業承継の手段として、
M&Aを選択するケースも増えています。
M&Aといっても、合併、買収、分社、分割とあります。
会社が譲渡する際の主な理由は、後継者不在、業績不振、
非中核事業からの撤退等ありますが、M&Aをビジネスとして
積極的に斡旋する業者がいることも事実です。
後継者不在のオーナーに有利なM&Aは
1. 雇用・顧客の存続
2. 会社資産価値の維持・向上
3. 創業者利潤を得られる
4. 連帯保証が解消される
5. 企業の存続・発展
会社経営者にも、欲があるので、まだまだと引退を躊躇したり、
また借財の返済が完了してからと、引き際の難しいのも事実とあります。
後継者で難しいのは、既得権益のある、寺院、相撲部屋、医師、士業等の
資格がなければ、継承出来ない、家業の跡継ぎです。
むしろ、娘に養子を迎えたほうが、得策となることもあります。
「足るを知る者は富者」「欲に迷う者は貧者」何事もほどほどに。
平成23年5月31日
小関勝紀
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